MENU
ここからは、反り腰になる代表的な3つの原因をご紹介します。
繰り返しになりますが、加齢や運動不足による筋肉の衰えは、反り腰になる大きな原因。
例えば、骨盤の前傾を防ぐ役割を持つ腹直筋など、おなか回りの筋肉が衰えることでも、骨盤は前に傾いてしまいます。
また、腸腰筋や太ももの大腿直筋の柔軟性が低下し、硬くなることでも、骨盤は前に傾きやすくなります。
妊娠や太っておなかが出ることも、重心が前に傾くため、反り腰の原因となります。
おなかの重みを支えて立とうとすると、無意識に腰を反らせた姿勢をとる癖がつきやすくなるのです。
女性は、ヒールの高い靴を履くことも、反り腰の原因となります。
ヒールを履いた姿勢は、「つま先立ちで坂道を下る」状態に近いためです。
つま先立ちでは、平らな道も歩きにくいもの。
坂道を下るとなると、前につんのめるような状態になるため、倒れないように体の重心が後ろにいきがちになります。
ヒールを履いたときも、無意識にその姿勢をとってしまうため、腰もどんどん反ってしまうのです。
自分が反り腰であるかどうかは、簡単にチェックすることができます。
ここでご紹介するのは、壁を使って立った状態と、仰向けで行う2通りのチェック方法。
慢性的な腰痛やむくみなどの悩みがある方は、一度実践してみることをおすすめします。
素足になり、壁や柱からかかとを5cmほど離した位置でまっすぐ立ちましょう。
次に、壁や柱に頭・背中・お尻をぴったりつけて、壁と腰の隙間に手を入れます。
このとき、壁と腰の隙間に手がすっぽり入って、余裕がある場合は反り腰であるといえます。
両手を体に沿わせた状態で、仰向けで寝ます。
このときの床と腰の隙間を確認します。
そこに手が入る程度なら問題ありません。それ以上の隙間がある場合は、反り腰に該当します。
また、ひざを伸ばして仰向けになると腰が痛く、ひざを立てると痛みがやわらぐ場合も、反り腰である可能性が高いです。
反り腰が原因の腰痛の場合、整体やマッサージで一時的に症状がやわらいでも、根本的な改善にはなりません。
ストレッチやトレーニングを行って筋肉を柔らかくしたり、鍛えたりすることが反り腰解消のためには重要なのです。
そこで、反り腰解消につながるストレッチやヨガのポーズをご紹介します。
無理のない範囲で体を動かして、筋肉を伸ばしてあげましょう。
椅子に座った状態で、腰を丸めるストレッチです。
まず、椅子に浅めに腰かけて、背筋を伸ばします。
ゆっくりと息を吐いておなかをへこませ、おへそを見るように腰を丸めて、そのまま5秒間キープしましょう。
さらに5秒数え、息を吸いながら頭を真上に上げるように姿勢を戻していきます。
この動きを10回繰り返しましょう。
こり固まった腰回りの筋肉がほぐされ、腰の動きがスムーズになります。
呼吸に合わせて体を動かすヨガは、血行促進や固まった筋肉をほぐして柔軟性をアップさせることに効果的。
腰回りの筋肉をほぐすヨガのポーズなら、反り腰の原因である骨盤の傾きを、正しい状態に戻すことにもつながります。
また、ヨガのポーズで腹筋を鍛えれば骨盤を安定させられるため、反り腰の再発やぽっこりおなかの改善にもおすすめです。
人の体は、腰部に特に負担がかかりやすい構造になっています。
女性の場合は男性よりも筋力が低く、加齢とともに腹筋などの筋肉も衰えがちになるため、
反り腰のリスクも高くなります。
いつまでもきれいな姿勢とスムーズに動かせる体をキープするためにも、
日常的にストレッチや筋トレを行い、体全体を支えるしなやかな筋肉を育てていきましょう。
宇治市で身体の不調にお悩みの方は、たかくら整骨院にご相談下さい。
店舗名:たかくら整骨院
住所:京都府宇治市宇治宇文字11-9
TEL:0774-21-1101
休診日:水曜午後・土曜午後、日曜・祝日
業務内容:整骨・美容整骨・交通事治療・スポーツ障害